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■復興と再生への挑戦

アントワープ大会は、第一次世界大戦とスペインかぜの世界的な流行を乗り越えて開催された大会でした。

オリンピックは、歴史的変遷から見ても、常に戦災や疫病を乗り越えて開催され、新しい時代創りをけん引してきました。

数々の困難を乗り越え開催され「平和の祭典」として社会の復興を担ってきたオリンピックとはどのような存在なのかを考えます。
そして、新型コロナウイルスが世界的に流行する今、2021年に開催が予定されている東京2020大会に向けて、オリンピックが進める再生への挑戦の姿を紹介します。

■初めてのオリンピック旗・選手宣誓・放鳩

多くの困難を乗り越えて開催されたアントワープ大会は、オリンピックにおいて初めてとなる開会式でのオリンピック旗(オリンピック・シンボル)の掲揚、選手宣誓、放鳩が行われました。

これらのセレモニーには、オリンピックが持つ本質的な精神である”連帯””フェアプレー””平和”の意味が込められています。

アントワープ大会から現在に至るまで、時代の移り変わりに合わせて姿を変えて体現されてきたオリンピックの根源的な価値観とは?様々なエピソードをもとに紹介します。